基本動作原理としては、上図のように、透明な導電膜と四隅の電極で構成されています。1つの電極に電圧をかけると、パネル全体に均一な電圧勾配が形成されます。全て同位相ならば、パネル面に形成されている容量分が充放電される程度なので電流はほとんど流れません。
人体をコンデンサと仮定し、指でタッチをするとコンデンサと接続した状態となり、四隅から指を経由して電流が流れます。タッチされた場所に近い電極ほど電流値が変化するので、四隅から流れた電流量の比率でタッチされた場所を特定します。
超音波方式タッチパネルは、表面に水滴が垂れてしまうと影響を受けると言われてきましたが、静電容量タッチパネルは水漏れの影響を受けません。